モンキー ギタリスト 1940年代製 オリジナル (アルプス・occupied Japan)
ゼンマイを巻くとシルクハットを被った猿が首を傾げながら
ギターを奏でるという
おとぎ話に出てきそうな玩具です。
セルロイド、ブリキ、木材を組み合わせて、
戦後GHQの占領下の資材の乏しい時代に作られたアルプス社の名作。
裏面にMADE IN OCCUPIED JAPANの印があります。
全長:約19センチ
参考:同じ玩具が
北原輝久・清水行雄著
1000ブリキのおもちゃコレクション
365ページに掲載されています。
*occupied Japan(オキュパイドジャパン)とは
第二次世界大戦後、GHQ統治下の日本では、
輸出向け製品には"Made in Occupied Japan"
(占領下日本製、の意)と表示することが義務付けられた。
この表示が使われたのは、
輸出貿易が再開された1947年ごろから
主権回復を果たす1952年までの約5年間である。
これらは必ずしも品質は高くないが、
コレクターの間では「Occupied Japanもの」
「MIOJもの」などと呼ばれ、
特別な価値を持って取引されている。
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